熱電対の配線(青線、赤線)をコネクターに接続してみた。
皆さんの中には、「熱電対とコネクターを購入して、結線して計測機器に接続して温度を測りたい!でも、熱電対の赤線、青線をコネクターのどちらに繋げれば良いかわからない!」という人はいるのではないでしょうか。
今回は、熱電対、コネクター、デジタル温度計を用意して、熱電対をコネクターに接続して温度を計測してみました。
用意した物
・Kタイプ 熱電対センサー 100mm -100°C to 1250°C プローブ1M
・uxcell 熱電対プラグ 熱電対キット ケーブルコネクタ Kタイプ オス型 イエロー プラスチック
・UNI-T デジタル温度計 デュアルチャンネル温度センサー K/Jタイプ熱電対センサー LCDバックライト UT320D
・カッター
・小さめのプラスドライバー
作業
熱電対の端子部分を切断
↑切断前
まずは「Kタイプ 熱電対センサー 100mm -100°C to 1250°C プローブ1M」の端子部分を切断しました。その後、被覆部分をカッターで一部剥ぎ取りました。
↑端子部分を切断後、被覆を剥がした後の熱電対。
コネクターに配線を接続
「uxcell 熱電対プラグ 熱電対キット ケーブルコネクタ Kタイプ オス型 イエロー プラスチック」のカバーを外し、端子台・ネジ部分を出します。
配線をネジがしまる方向にあらかじめ曲げておきます。
↑予めネジのしまる方向に配線を曲げておくのですが、写真は間違えて逆方向に曲げてしまいました。
コネクター内の端子台に配線を締め付けます。青い配線は「−」(マイナス)と書かれた側、赤い配線は「+」(プラス)と書かれた側のネジに取り付けます。
↑取り付け後のコネクタ。
実際に温度を計測してみる。
コネクターへの接続が完了したので、実際に「UNI-T デジタル温度計 デュアルチャンネル温度センサー K/Jタイプ熱電対センサー LCDバックライト UT320D」に取り付けて、温度を測ってみました。
↑デジタル温度計への接続後の写真。左の緑色の細い熱電対はデジタル温度計に付属していた熱電対。右の銀色の太い熱電対は今回作製した熱電対とコネクターのセット。
接続後、紙コップに入れたぬるま湯に既存の熱電対(表示はT1)と今回作製した熱電対(表示はT2)を入れてみたところ、T1は31.1度、T2は31.1度と表示され、既存の熱電対と今回作製した熱電に大きな差がないことがわかりました。
まとめ
今回は熱電対の配線をコネクターに接続する作業をしました。その結果、温度が計測できることがわかりました。
(取り付け方法について、何か不備・間違いがありましたら、コメント欄で教えてください( ; ; ))
参考
熱電対の延長ケーブルとコネクタ配線について、https://intrefastudio.com/1103、2023年1月28日閲覧
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