学生時代の日本縦断ヒッチハイク冒険記 その11(山口県~釜山(プサン)広域市編)
前回までのあらすじ
私は他の人がなかなか出来ないような事をやってやろうと思い,日本縦断ヒッチハイクを思いつき,北海道洞爺駅付近から最初の目標地点函館に向けてヒッチハイクを始めました.
1日目は洞爺から函館までヒッチハイク,函館から青森までフェリーに乗って移動しました.
2日目は青森から福島までヒッチハイクで移動しました.
3日目は福島から東京までヒッチハイクで移動しました.
4日目前半はマクドナルド用賀インター店(東京都)~港北PA(神奈川県),港北PA(神奈川県)~海老名SA(神奈川県),海老名SA(神奈川県)~富士川SA(静岡県)をヒッチハイクで移動しました.
4日目後半は富士川SA(静岡県)~日本坂SA(静岡県),日本坂SA(静岡県)~牧の原SA(静岡県),牧の原SA(静岡県)~浜名湖SA(静岡県),浜名湖SA(静岡県)~刈谷SA(愛知県),刈谷SA(愛知県)~西宮名塩SA(西宮名塩SA)をヒッチハイクで移動しました.
5日目前半は西宮名塩SA(兵庫県)~三木SA(兵庫県),三木SA(兵庫県)~竜野西SA(兵庫県),竜野西SA(兵庫県)~吉備SA(岡山県),吉備SA(岡山県)~小谷SA(広島県)をヒッチハイクで移動しました.
5日目後半は小谷SA(広島県)~宮島SA(広島県),宮島SA(広島県)~壇ノ浦PA(山口県)をヒッチハイクで移動しました.壇ノ浦PA(山口県)~幡生駅(山口県)を徒歩,電車,タクシーで移動しました.
6日目は山口県と福岡県の間にある関門海峡の地下トンネルを徒歩で渡り,北九州市門司での食事を楽しみました.
以上が前回までのあらすじです.
このシリーズでは,当時ヒッチハイクしながら書いた日記を参考に,北海道から九州へのヒッチハイク冒険記を書いていこうと思います.
↓前回の記事です.
下関市
朝8時ごろ目を覚ましました.
カモンワーフというところに,おいしいB級グルメがあるということで海岸までいくことにしました.
↑カモンワーフ
↑油で揚げたふぐがのっている丼です.うまかったです.たぶん人生で初めてフグを食べたんじゃないかな.
↑たこ焼きの上に大量のねぎがのっています.
まだ腹が減るので,2階に登ってB級グルメ探しましたが,比較的メニューが高級で買えませんでした.
近くのローソンでパンを三つ買って,ベンチで座って食べました.
下関には宮本武蔵,佐々木小次郎が戦った巌流島があります.
しかし往復の船代1600円を払う必要がありました.
16時ぐらいまで何もすることがなかったので,5時間ぐらいベンチに座ってることにしました.
フェリーターミナル
16時ぐらいになって下関駅付近に向かって歩き出しました.
駅付近に到着し,近くのフェリーターミナルを見つけて,その中に入りました.
↑船の出港まで2時間ぐらいありましたが,多くの人たちが並んでいました.
ターミナルにいる9割以上の人達は韓国人のようでした.
その多くが家族連れのようでした.子供が多かったです.
若い日本人の女の子の集団も目立ちました.
これから皆で海外旅行のようで盛り上がっていました.
フェリーターミナル内のテレビでNHKの相撲の中継をやっていました.
テレビではNHKの相撲中継をやっていて,意外にも多くの韓国の人が相撲に釘付けになっていました.
勝敗が決まると日本人のお年寄りの旅行者と混じって「おー!」と韓国の人も歓声をあげていました.
ターミナルに入って自分は韓国の釜山(プサン)行きの片道チケットを購入しました.
私は海外行き片道切符が買えるか,不安でした.
普通,海外旅行をする人は往復チケットを買います.
しかし,もし入国拒否をされたら,利用した航空会社や船会社が責任をもって海外旅行者を会社のお金で自国へ返さなければなりません.
だから普通片道のチケットは売ってくれなかったり,往復と同じ値段で売られているという噂を聞いていました.
また入国審査のときに帰りのチケットを持っていない場合,入国を拒否する国もあると噂を聞いていました.
多分,滞在期間を過ぎても帰らない不法滞在者を入国させないための措置なのだと考えていました.
これは本当なのかと思い,ヤフー知恵袋でヒッチハイク前に質問していました.
するとどうやら日本国籍を持っている者には審査が緩いらしく,片道の切符しか持ってなくてもアジアなどの近くの国なら入国できるという回答を得ました.
Yahoo知恵袋で答えてくれた方々に感謝します.
片道で大人9000円,学生証を見せると学割で7200円でプサンまで乗船できます.
この時私は学生証をなくしていて,学割を受けられませんでした.
乗船の時間までテレビ前のベンチに座ることにしました.
ターミナルの中は西洋人,東洋人などの多くの国の人達がいましたが,ここは本当に日本なのかと思うほど朝鮮語が話されていました.
朝鮮語で乗船案内がありました.
韓国の人達はアナウンスがあるとベンチから立ち上がり,審査の列に並びました.
日本人や他の東洋人,西洋人は何のアナウンスなのかわからず,待機していました.
きっと混雑を避けるため,人数の多い韓国の人から出国審査を行い,後でその他の人達の出国審査が始まるのだと勝手に決め込んで,告げられた出国審査の時間まで待ちました.
やっと日本語で説明する係員が現れました.
日本人は係員の前に一列で細長い列を作りました.
チケットもぎりが始まり,ベンチに忘れ物がないか確認しながら進んでいき,「行ってらっしゃいませ」と言われ半券を受けとりました.
↑出国審査に向かう人.
次は出国審査で,3っのカウンターがあってその1つに並びました.
無言でパスポートとチケットを渡すと,チケットは要らないみたいですぐに返されました.
10秒ぐらいでパスポートも返却.
免税店を覗いてみる.
出国手続きの終了後の空港内やフェリーターミナルから入国手続き終了後までの間で,商品を購入する場合,税法上はどこの国にも属さない(=税金がかからない)とされ,高額の税金がかかるウイスキーなどの酒類(酒税)やタバコ(タバコ税),香水(関税)などを,税金を一切含まない価格(場合によっては市価の半額以下)で購入することができます.
たばこカートンが2500円で売っていた!
当時の日本では1カートン4100~4400円ですので,たばこの値段の4割以上は何らかの税金なのだろう思いました.
↑キャスタマイルドが1カートンでこの値段.
いよいよ船に乗り込みました.
乗務員に出迎えられチケットを見せ,日本語で部屋を案内されました.
乗務員は皆韓国人のようでした.
↑船内の部屋.部屋には10人位寝ることができます.また韓国人の部屋と日本人の部屋に分けられていました.
韓国でしか売っていない化粧品を買い付けに行く男性が隣にいました.
後で知りましたが,韓国の化粧品は有名らしい.
私は久しぶりの風呂に入ることできました.
風呂は船内にいくつかあり,1っの浴場に10~20人ぐらい入れそうでした.
お風呂は写真家の人と入りました.
その男性はよくフェリーを使って韓国に仕事に行くそうです.
天気の悪い日は船が揺れて,湯船のお湯の1/3は浴槽からこぼれるそうです.
船内を探検してみることにしました.
↑自販機はほとんど日本製のようでした.
↑NHKも見れます.
↑離れていく日本
↑ロビーには大型の液晶テレビがあって韓国の野球中継をやっていました.その日の試合では韓国のジャイアンツが勝ったようでした.
財布とパスポートは海外では絶対にホテルや船のフロントに預けなさいと同室の写真家の人に言われたので,フロントに預け,控えをもらいました.
下船する時に控えを見せると預けたものと交換できると教わりました.
船内には給湯器があるので,持参したカップめんを食べました.
船内には日本円も韓国ウォンも使えるコンビニがありました.
その日の夜,1週間ぶりに布団で寝ました.
次回 釜山(プサン)広域市
韓国釜山広域市で,韓国人の友人と会った時の出来事について記述します.
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