奨学金返済について何年で完済できるのでしょうか.
読者の中には,奨学金って何年で返済できるのか知りたい人がいるのではないでしょうか.
今回は著者(3年目の年収約500万円台)の返済記録と資産記録を使って,何年で保有資産が奨学金残高を超えたか,計算しました.
↓著者の各年月の手取りは下記の記事に記載されています.
対象の読者
奨学金貸与中の学生(大学生・大学院生・短期大学・高等専門学校・専修学校等)
奨学金返済中の人
奨学金制度利用を検討している人
私が利用していた奨学金制度の種類
日本学生支援機構(JASSO)
・学部 第一種奨学金(無利子) 貸与総額 2,295,000円
・大学院 第二種奨学金(有利子) 貸与総額 3,120,000円
合計 5,415,000円
※大学院 第一種奨学金(無利子) 貸与総額 2,112,000円を利用していましたが,返還免除をしてもらいました.
使用データ
著者の返済記録
著者の各年月の奨学金残高
著者の各年月の保有資産データ(マネーフォワードMEで記録しているデータ)
著者の投資元本データ(マネーフォワードMEで記録しているデータ)
計算結果
表1と図1に各年月の奨学金残高と保有資産,投資をしなかった場合の保有現金量を示します.
著者の場合,2019年9月30日には保有資産は4,423,538円分を持っており,その時の奨学金残高は4,249,078円となっていました.この時に全財産を使って一括返済すれば,奨学金は完済できておりました.実際は完済せず資産増大を目指しておりました.
社会人3年目で年収500万円のサラリーマンであれば,3年5ヶ月で保有資産が奨学金残高を超えられる場合があることが判明しました.
また,もし投資をせずに全額貯金していれば,2019年11月30日には貯金額は4,322,165円,その時の奨学金残高は4,197,140円となり,奨学金完済ができる状態になります.
社会人3年目で年収500万円のサラリーマンであれば,3年7ヶ月で貯金額が奨学金残高を超えられる可能性があることが判明しました.
表1 各年月の奨学金残高と保有資産,投資をしなかった場合の保有現金量
図1 各年月の奨学金残高と保有資産,投資をしなかった場合の保有現金量
まとめ
社会人3年目で年収500万円のサラリーマンであれば,3年5ヶ月で保有資産が奨学金残高を超えられる場合があることが判明しました.
また,社会人3年目で年収500万円のサラリーマンであれば,3年7ヶ月で貯金額が奨学金残高を超えられる可能性があることが判明しました.
奨学金は10年〜20年返済し続けるのが一般的だと思いますが,可能な限り倹約ができれば,4年以内に完済できる可能性があります.
↓大学院生向け第1種奨学金の免除制度に関する記事です.
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