【奨学金全額免除者 学会発表・著作物作成頻度 公開】「特に優れた業績による返還免除」者に選ばれるには
読者の中には,大学院で第一種奨学金の貸与を受けている,もしくは受けたいと思っている方がいると思います.
そして,優れた業績を挙げた人物として日本学生支援機構に認定され、その奨学金の全額または半額を返還免除する「特に優れた業績による返還免除」制度を利用したいと思う人がいるのではないでしょうか.
しかし,どのようなスケジュールをこなせば良いのか,わからないという方もいると思うのです.
この記事では,実際にこの制度を利用することができた私の業績を公開し,大学院生(修士)時代にどの程度学会に出席したり,著作物を作れば返還免除制度を利用できる可能があるか,記述していきます.
著者の業績
M1(博士課程前期)
学会 著者が登壇発表 2回(アブストラクト 第一執筆者1件,第一執筆者以外1件)
学会 後輩が登壇発表 1回(アブストラクト 第一執筆者以外1件)
紀要 1件(第一執筆者以外)
学内外に研究の進捗を公開するための年次報告書 1件(第一執筆者)
M2(博士課程前期)
学会 著者が登壇発表 3回(アブストラクト 第一執筆者3件)
学会 後輩が登壇発表 1回(アブストラクト 第一執筆者以外1件)
学内外に研究の進捗を公開するための年次報告書 1件(第一執筆者)
著者の業績まとめ
学会 登壇発表 5件
学会 登壇発表以外の著作物 5件
工程表
表1に大学院生時代の実績を示します.
学会発表は秋と冬に集中しており,執筆期間は約2ヶ月ぐらいです.1年間に2回以上発表するために,一年中研究活動を行なっていました.
また,私はM1の7月から学会発表原稿作成の準備を始めております.
7月から学会発表の準備をできたのは,学部4年生時の研究データがあったためです.
大学院の奨学金免除を達成するためには,学部4年生の時に,研究データをたくさん取得しておくことが有効だと思います.
私はこの実績で奨学金全額免除の資格を得ましたので,この工程表以上に研究活動に身を投じれば,返還免除になる可能性はあります.
表1 大学院生時代の実績
最後に
著者の実績から,学会登壇発表5件以上と学会登壇発表以外の著作物5件以上の実績があると,奨学金返済免除の資格を得られる可能性があります.
業績評価方法と,奨学金返済免除資格を得られる学生人数は,大学によって違うと思いますので,学生課や先輩に奨学金免除について聞くと良いでしょう.
↓下記の記事では,奨学金返済免除を申請した時に提出した書類や,著者の大学の業績評価方法(加点のされ方),学内順位の付け方について記述しています.
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