夜間大学に入学したら、就職に不利となり、人生が不利になるかもしれない、、と思う人はいるのではないでしょうか。
また、現在 夜間大学に所属しているけど、ちゃんと就職できるか不安、、と思う夜間大学生はいるのではないでしょうか。
しかし、夜間大学出身の私は新卒として日経225銘柄で社員数10,000人以上の大企業に就職し、現在は研究開発会社で研究開発員の肩書きで働いています。
この記事では、夜間大学出身で、予備校が出している大学ランキングが低くい大学出身でも、大企業に行けた記録を記載したいと思います。
以下、私の略歴です。
中学生の時、父が失職して貧困の家庭(家族全員非正規)となりました。
小学生の頃から宇宙開発の職に就きたいと思っていたので、お金はないですが大学受験を決意します。
高校3年生の時に、実家から通える地元の旧帝大に志願しましたが、不合格となります。一浪して再び実家から通える旧帝大を受験しますが、再び不合格となります。そのため、実家から通えないけど、昼に働いて生活費と学費を稼ぎ、夜に講義を受けられる国立の夜間大学に入学しました。
夜間大学に入って、昼は仕事をして学費と生活費を稼ぎ、夜に講義を受ける生活をするのですが、毎月の手取りは約10万円、奨学金は約4万円、合計14万円で苦しい生活をしました。自分は大学生という自覚よりも、大学に通っているフリーターという自覚がありました。
仕事と勉強を両立できず、一度留年をします。一浪して夜間大学出身で、留年までしたので、就職活動は不利となり、人生おしまいだと思いました。
留年中は、毎月4万円の奨学金の支給も停止します。そのためより働き、落とした必修単位の取得だけに力を注ぎます。
4年生となり、運良く希望の宇宙機の研究室に配属されます。仕事と研究両方に力を注ぎました。
4年生では就職活動にも取り組みました。しかし、希望の宇宙開発会社からは内定はありませんでした。
キャリアサポートセンターの先生からは、大学院に就職した方がいいとの助言をもらい、大学院受験を決意します。
私の大学の大学院入試では、前の年に受験者の4割が不合格となっていました。簡単には入学させない方針のようでした。生活は苦しいですが、アルバイトのシフトを減らし、受験勉強に力を注ぎます。深夜まで涙目となりまながら勉強しました。就職口はなく、大学院に落ちれば、行く先がなかったためです。
学内で入試からよく出題されていると言われていた問題集を徹底して勉強した結果、大学院に合格しました。恐らく人生で1番嬉しかった瞬間です。最終学歴は夜間大学ではなく大学院となったからです。実際、大学院の肩書きは私の人生を好転させました。
大学院では、アルバイトのシフトを減らし、奨学金を増やしました。仕事をすると研究時間が確保できないので毎月20万円の奨学金を借りました。約500万円の借金を背負うことは覚悟しました。
大学院では運良くJAXAとの共同研究に参加できました。日本の宇宙開発をリードする国立研究所と研究できるなんて、運が良いと思いました。JAXAとの共同研究で成果を出して、就職活動を有利にしようと思いました。が、しかし、、、
大学院での就職活動でも、希望の航空宇宙開発の会社に採用されませんでした。貧困家庭から頑張って大学院まで行ったのに、希望の会社に入れず、悲しかったです。
せめて、研究所のある大企業に行って、大好きな研究をしようと思い、就職活動を継続しました。就職活動の前半では、履歴書に学部時代の夜間コースの名前を入れていました。しかし、後半では学部、学科まで書いて、夜間コースのことは書かないようにしました。その結果、東証1部上場の日経225の大企業から内定をもらいました。
就職先を確保できたことは、人生で2番目に嬉しかったことでした。これで貧乏から脱出できるし、私はエリートの仲間入りだ!勝ち組になれた!と正直思いました。就職先では、研究所に入って研究するぞ!と思いました。
いざ、就職すると、研究所ではなく現場監督として工事を任されます。毎日残業で休みは日曜日のみのため、お金は溜まり、使う時間はありませんでした。
どうにかして、研究の舞台に戻りたい。できれば宇宙開発をしたい。
そこで、独立しようと思いました。独立して航空宇宙の研究所を作ろう!そのために収入源を作ることを決心します。手始めに米国配当銘柄を買い始めました。
不動産投資やブログを始めて、収入源を増やしました。
その結果、資産が増えて、精神的に転職に挑戦しやすくなりました。
また、私は資産を貯めると同時に、転職活動も行っていました。転職活動はリモートで行なっている会社も多く、本業が忙しくても転職活動はしやすい時代になっていました。毎年のように同じ航空宇宙開発会社の求人に応募し、毎年不採用通知をもらいました。しかし、挑戦するごとに面接で聞かれた質問をメモし、その会社からよく聞かれる質問について対策をすることができました。また、求人票には持っていると好ましい資格が記載されているため、資格取得にも力を入れ、応募するたびに、履歴書は磨かれていきました。
その結果が、過去に6回不採用(学部時代に1回、大学院時代に1回、転職活動で4回不採用)になった宇宙開発会社に、運良く採用されました。
現在は上司から許可をもらって、土日は実験三昧の生活を送っています。人々の暮らしに貢献できる成果を出していきたいです。
現在、夜間大学や大学ランキングで低くランキングされている大学に通っている人は、上手くいかなくても何度も挑戦して夢を叶えて欲しいです。
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