【宇宙開発の現場から】文系学部出身者は航空宇宙会社でどんな仕事をしているのでしょうか。




皆さんの中には、文系学部出身だけど航空宇宙開発をする会社に興味がある!という人はいるのではないでしょうか。

今回は私が働いている航空宇宙会社の総務が何をしているのか、書ける範囲で書きたいと思います。

総務の仕事

1.日程調整

日程調整は非常に重要な業務です。社内外の研究者・技術者が毎日研究・実験しており、設備の空き状況を常に把握していなければ、実験スケジュールのダブルブッキングが発生してしまうのです。また、作業に必要な作業員の確保も必要です。

2.発注、納期管理

実験に使う資材の発注と納期管理も重要です。資材がなければ研究活動ができない状態となります。

研究が始まる前に、材料が届くよう手配します。

3.予算管理

予算管理では旅費や設備の補修費、物品購入費を管理します。

年度末の前に使い切って研究ができなくなることを防ぐ必要があります。

お金の管理ですので、簿記の資格があれば、いいかもしれないと思います。(私の感想です。)

4.実験前の地元住民への事前説明

騒音が発生するような実験では、周辺住民への事前打ち合わせは必要です。

住民の理解が得られての研究ですので、地元住民との連絡は密にする必要があります。

5.都道府県知事へ提出する書類作成

液体ロケット燃料用の液体水素や液体酸素などの高圧ガスを扱う事業所では、都道府県知事へ高圧ガス使用許可申請書等の書類を提出する必要があります。

固体ロケット燃料用の火薬を扱う事業所も同様に、都道府県知事への書類作成があります。

書類作成をスムーズに行うために、高圧ガス製造保安責任者の資格や火薬類取扱保安責任者の資格を取得しておけば、現場作業を行う技術者の代わりに書類作成がスムーズにできるようになると思います。(個人の感想です。)

6.荷物発送、受取

実験用資材の発送や受取業務があります。

100kgを超えるような大きな荷物、大型クレーンを必要とする1トン超えの荷物も送られてきます。

大きな荷物は他の技術職員がフォークリフトで運搬することが多いですが、事務系の人でもフォークリフトの講習を受けておくと、より良いと思います。(私の感想です。)

※当然ですが、その他にもやることは沢山あると思います。書き足していきたいと思います。

【宇宙開発の現場から】宇宙開発現場で実際に使われる資格

 

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